床の材質と引き戸のチョイスについて

引き戸として思い浮かぶものは玄関の引き違い戸、あるいは一方の側に収納できる片引き戸があります。いずれもアルミの框に厚手のガラスが入ったもので、重量もあることからレールを敷いて戸車をつけて走らせます。引き戸は溝やレールに沿って両方向に移動させる方式の戸のことを言います。片方に引くことが出来るものが片引き戸、両方へ引き分けることのできるものは両引き戸、壁の中へ引き込むことのできるものは引込戸、2本の溝やレールに沿って隙間なく重ね合されるものは引き違い戸と呼ばれています。木製のものから始まりましたが、鉄製のものやその後はアルミ製のものも生産されるようになりました。厚さや重量もあり、ガラスの嵌め込まれたものも見られるようになって来ています。

引き戸の使われる場所については

引き戸は玄関以外に雨戸にも使われます。木製雨戸やアルミ製雨戸、窓部分にもアルミサッシや樹脂サッシ、欄間入りというのもありますし、廊下からの出入り口で戸襖と呼ばれる丈夫な作りの建具が使われることもあります。和室においては床の間の片側に違い棚を設ける場合にその上部には天袋、下部には地袋を設けることがあり、引き違い戸として小型の襖建具が設置されることもあります。あるいは物入れなどの収納部分に使用されることもあります。これらはアルミ製のものはサッシメーカーが、木製建具の場合は大工の造作工事に従ってそれに合わせて建具業者がこれを造作することになります。場合によっては表面にクロスが貼られることもあります。家具製品の中にも飾り棚などの場合は木製の引き戸を取り付ける場合もあります。

引き戸にすることの意味については

ドアは開けたままか、あるいは閉めるといった開閉の仕方がなされるものですが、引き戸は開閉部分を広くしたり狭くしたりと細かく調整できるところに特徴があります。ドアのように開閉に大きなスペースを必要とするものでもなくて、最小限のスペースと動きで開閉することが出来ます。このような性質から分譲マンションなどでは、リフォームを行う場合各個室がドアの場合にはこれを引き戸にして通風の調整が行われることもあります。廊下巾が広くない場合は、ドアがあると開閉ごとにじゃまになったりかち合うこともありますが、引き戸にした場合には差し支えがないとも言えます。ドアを開け放しにしておくにはストッパーを利用しますが、引き戸の場合は余り風でバタンと閉まってしまうという心配がありません。子どもはドアに手を挟む危険性がありますが引き戸は割合に安全とも言えます。